こんにちは!東工大ScienceTechno1年のわかめです。
8月17日(土)に梅田地域学習センターにて、「ちからクラゲ」と「コップフォン」の工作教室を行いました。
午前のイベントでは「ちからクラゲ」を作りました。
「ちからクラゲ」は、糸に巻きつける軸の太さの違いや巻きつける糸の向きを利用することで、クラゲが上に昇っていくという力学の工作です。
はじめに、太さと強さの関係を確かめるために、三角コーンを用いて「ちからくらべ」という実験をしてもらいました。三角コーンの太い方と細い方を2人で向かい合って持ち、三角コーンに書かれている矢印の向きに回した時、太い方と細い方でどちらが回しやすいかを確かめるという実験です。
多くの子どもたちが太い方が楽に回せると気づいてくれました。
次に、車輪の太さが異なる「ギアチェンボックス」を用いて、太さと強さの関係を確かめる実験を行いました。ハンドルを回して太い車輪と細い車輪ではどちらの方がベルトが速く回るかという実験と、前輪を指で回してどちらの方が回しやすいかという実験を行いました。
多くの子どもたちが太い車輪の方が強い力が出ると気づいてくれました。また、ドライバーの持ち手を太くすることで、簡単にネジを取り外しできるということも体験してもらいました。
工作では、ストローの貼る位置や糸の巻き付けなど子どもたちには難しい作業もありましたが、上手に「ちからクラゲ」を完成させることができました。
午後のイベントでは「コップフォン」を作りました。
「コップフォン」は、コイルや磁石を用いて簡易的なスピーカーを作成するという電磁気と音を学べる工作です。
はじめに、鳴らした音叉を水に入れると水面が振動するという実験を行いました。その結果、音の正体は振動であることがわかりました。
次に、スピーカーの仕組みを理解するためにスピーカーの中がどのようになっているのか観察しました。その結果、スピーカーは磁石・コイル・振動板からできているとわかりました。コイルに流す電流の向きを入れ替えると、コイルと磁石が引き合ったり退け合ったりして振動が生まれます。この振動によってスピーカーから音が出るという仕組みを子どもたちに理解してもらいました。
工作では、エナメル線をきつく巻いてコイルを作ったりプラグの金具にエナメル線を巻きつけたりなど、細かい作業が多くありましたが、しっかりと「コップフォン」を完成させることができました。
イベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoは今後も様々なイベントを実施する予定です。
皆様のご参加をお待ちしています!