2024/7/13 虹色スコープ@中央町児童館

講師の質問に対して、手を上げる子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno1年のたにーです。

7月13日(土)に中央町児童館にて、「虹色スコープ」の工作教室を行いました。

「虹色スコープ」は分光シートの特性を用いて、覗くとカラフルな模様を楽しむことができる工作です。

まずは工作を始める前に、赤・青・緑のライトを重ね合わせて、色を作る実験をしてもらいました。光には「光の三原色」という3つの色があり、これらの色を混ぜて幅広い色を作り出すことができます。

「光の三原色」をライトで観察する子どもたち

次に、子どもたちに「分光シート」という透明なシートで周囲の光を見てもらい、色々なところが虹色に見えることを確認してもらいました。分光シートは、光を様々な波長ごとに分けることができるシートです。

分光シートを覗いて虹色に見える様子

「光の三原色」をライトを使って実際に体験し、三種類の色から白色が作れること、その逆に白色を様々な色に分光できることを学んでもらいました。

今回の実験とは原理が異なりますが、DVDの裏面や、空に見える虹が虹色に見えるのも分光によって起こっています。

子どもたちは真剣に説明を聞いていて、途中で頷いたり、「確かに!」と納得したりする子もいました。

イベントの後半では、「虹色スコープ」の工作に取り掛かりました。

型紙をはさみで切る子どもとそれを見守るスタッフ

ところどころ難しい手順もありましたが、皆さん無事完成し、虹色の様々な模様を楽しんでいる様子を見ることができました。

完成した工作を光にかざして中の模様を観察する子どもたち

最後におまけとして、「色の三原色」を用いてもっと複雑な色でも作り出せることを確認してもらいました。それぞれ水色、ピンク色、黄色のみが印刷されたシートを重ねて東工大ScienceTechnoオリジナルキャラクターであるリノ君を作ってもらいました。一枚抜き差しするだけで色が大きく変化することに皆驚いていました。

「色の三原色」のシートを重ねて、色の変化を観察する子どもとスタッフ

イベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoは、今後も様々なイベントを実施する予定です。
皆様のご参加をお待ちしています!