2013/03/07,08 ホバークラフト@南三陸

またお会いしましたね。サイエンステクノ2年の水野舜也です。

今回は、3月の7~8日に東北の南三陸で行った「科学で笑顔の花を咲かせようプロジェクト」に行ってきた時のことについて書こうと思います。この企画は、僕と同じサイテク2年の吉崎が持ってきたイベントで、それに僕がのっかったわけですが←本当に貴重な経験をさせていただけて、感謝感謝です。吉崎ありがとう!僕ら+2人でサイテク部員4人で行ってきましたー。


初日は南三陸町の歌津児童クラブ、2日目は志津川小学校にて、被災地の子供たちと科学工作を通じて触れ合ってきました。具体的には「空気」をテーマとして、「ホバークラフト」を子供たちと一緒に工作しました。ホバークラフトは工作手順がわりと難しく、普段は小学3年生以上を対象としているのですが、今回はせっかく東北に行くということで、100%子供が喜ぶ、サイテクが誇るエースを持っていくことにしました!
で、実際のイベントはというと、、、はい、カオスでしたね(笑)子供たちはいっせいに来るわけではなく、結構時間差で来たりして、一度に教えるという教室形式をとることができず、たくさんの子供たちに「次どうすんのぉー!」って一斉に詰め寄られるっていう状況でした。しかも、完成した子供たちは完成した子供たちで「遊んでたら壊れちゃった!」「浮かない!」と、続々と修理の依頼をしてくるという、まさに猫の手も借りたいって感じでしたね。もっとうまいやり方があった気がします…。現地のスタッフのみなさん、アシスト本当に助かりました。ありがとうございました。


でも、工作している時や、ホバーを滑らせてる時の子供たちはとても楽しそうだったし、作ったホバーを大事に持ち帰ってくれてる子を見ると、こっちもうれしくなりました。僕たちにも科学で笑顔の花が咲いたんですかね!


そして、工作教室の空き時間には、実際に津波の被害を受けた小学校や、被災地の商店街などを巡らせていただきました。そして、いかに復興が進んでいないか、被災地の方々がつらい生活を強いられているかを、かつてないほど痛感しました。僕らが東京で見てるニュースは、客観的であるように作られているようですが、なんだかんだでトピックにも「流行」が存在するんだなぁと思ってしまいました。震災から2年という月日が経って、テレビで取り上げられることは震災当初と比べてかなり減りました。でも、そのニュースの減り方と、復興の進み具合っていうのは(ちょっと理系っぽく言うと)全く比例関係にないんだなぁって。僕のこの記事だって完全に自分の主観なんで、鵜呑みにする必要は全くないですが、この震災のことは本当に忘れてはならないことだし、少なくともニュースの減り方と日本国民の記憶の薄れ方は比例関係にあってほしくないなぁと思います。

…なんか…あれですね、たかだか東工大の2年生の分際で偉そうですね…。すいません。反省しました。
はっきし言って、我々大学生が2日間被災地で工作教室を行って、何が変わるの?って聞かれたら、そりゃあ何も変わらないと思います。僕らが出会った子供たちが、震災でどれほど辛い思いをしてきたのか、僕には知る由もありません。
でも、僕たちが現地で関わった子供たちは、ホバー作りをとっても楽しんでいました。たった1時間しかなかったけど、科学工作を通じて笑顔になってくれました。それだけのことだったし、一般の大学生にできることなんてその程度かもしんないけど、少なくとも目の前の子供たちに笑顔を届けられてよかったです。本当にそう思います。
このような機会がまたあれば、ぜひまた行かせていただきたいし、みんなにも行ってみてほしいです。科学で笑顔の花は咲きますよ!間違いなく!


このブログにこんな長文書いてる人僕しかいないですよね。。。長文駄文失礼しました。

最後に、南三陸で僕らを温かく招き入れてくれた現地の方々や、手伝ってくださったスタッフの皆様、そしてなにより、現地で僕たちを車でいろいろなところに連れて行ってくださったり、いろいろ教えてくださった片貝さん、本当にありがとうございました。