こんにちは!東工大ScienceTechno 2年のじげんです。
12月24日(土)に東芝未来科学館にて、「ラチェットごま」の工作教室を開催しました。
「ラチェットごま」はラチェット機構を利用した工作です。今回は、ラチェット機構が使われた道具を実際に使ったり、工作をすることで、ラチェット機構について勉強しました。
まず、ラチェット機構の仕組みを学びました。「ラチェット機構」は歯車を回転させる時に、一方の向きには回転が伝わり、もう一方の向きには回転が伝わらない機構です。この機構は、自転車のペダルなどの、身近なものにも使われています。
次に、子どもたちにラチェット機構の便利さを実感してもらうため、普通のレンチと、ラチェット機構を用いた“ラチェットレンチ”を使い比べてもらいました。ネジを締めるとき、普通のレンチを使うと、レンチを時計回りに回し続ける必要があります。
一方で、ラチェットレンチを使うと、レンチを反時計回りに回してもネジが緩まないので、簡単にネジを締めることができます。「どっちの方が締めやすかった?」と尋ねると、多くの子どもたちが「ラチェットレンチの方が締めやすかった」と答えてくれました。
ラチェット機構の仕組みや便利さがわかったところで、「ラチェットごま」の工作を行いました。この工作は、両面テープで貼り合わせる箇所や歯車の向きに注意する必要があります。
そんな難しい工作ですが、皆さん丁寧に作ってくれました!
工作が完成すると、完成した「ラチェットごま」で、皆さん楽しそうに遊んでくれました。また、実際に工作の真ん中の竹串を回すことで、ラチェット機構の動きを確認することができました。
工作のラチェット機構により、下の写真のサイくんは前方向にのみ移動することができます。
イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしています!