かがくこばなし「パラボラってなんだろう?」

これ、なーんだ?と中華鍋にアルミ箔が貼っているかんじ

屋根の上にある、下の写真みたいなやつ、見たことあるかな?

屋上にあるテレビの受信機

パラボラって何?

上の写真は、パラボラって言うよ。パラボラは、家の上やベランダにあって、アンテナとして、テレビの受信に使っているんだ。
パラボラアンテナを縦に切ると、下の図のような曲線になるよ。この曲線は、「放物線」とよばれているんだ。真上から来た光や電波などがパラボラで跳ね返ると、「焦点」を必ず通るんだ。

パラボラに真上から入ってきた矢印が、跳ね返って焦点を通る図

この仕組みを使って、遠くからの電波を焦点に集めているよ。そして、焦点の位置にある機械で、集まった電波を読み取っているんだ。このようにして、家に届くまでに弱くなった電波をキャッチしているんだね。

中華鍋で光を集められる?

中華鍋は、パラボラに近い形をしているよね。写真のものは、中華鍋にアルミホイルを貼り付けてあるよ。晴れた日に太陽に向けて置くと、光が焦点に集まって、熱くなるかも?

中華鍋に細長く切ったアルミホイルをたくさん貼り付けてある。

試してみたよ

ちょうど秋で、あまり晴れた日がなかったから、少し曇った日だけど、実験してみたよ。紙を焦がすのは難しそうだから、フリクションを使った実験をしてみたんだ。フリクションのインクは、こすると消えるよね。これは、こすった「摩擦熱」で、インクが熱くなって消えているんだ。そこで、パラボラの焦点のあたりに光が集まると熱くなるよね。ここに、フリクションで塗りつぶした紙を置いたら、消えるはずだよね。でも、うまくいかなかったんだ。夏の晴れた日なら、うまくいくかもしれないね。

中華鍋の「パラボラ」の焦点のあたりに、フリクションで塗りつぶした紙をおいている

お願い

12/12(月)~18(日)で、東工大の公認サークル対象のチャリティーイベント「Tokyo Tech Giving Campaign 2022」が開催されます。
皆様の応援の数などに応じて、各サークルに寄付が行われる仕組みとなっています。
これからも、様々なイベントを通じて、子どもたちに科学の楽しさを伝えていきますので、ぜひ応援してください!

以下のサイトから、東工大ScienceTechnoへの応援をお願いします。
1分で応援が可能となっておりますので、ぜひご協力ください!

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