ふしぎな形が書かれた紙の上に、「スリット」という、たての線がたくさんえがかれたシートを重ねるよ。このシートを、左から右にゆっくりと動かしてみると、どう見えるかな?
何が見えたかな?
シートを動かすと、紙の見える部分がかわるね。すると、じゅんばんに3つの文字がうかんできたよ。このように、スリットをずらしていくことで、べつべつのがぞうを見られるんだね。動画の後半のようにスリットをもっと速く動かすと、まるで動画のような作品になるんだ。これを「スリットアニメーション」というよ。子ども用の絵本などにも、使われていることがあるんだよ。
どうして文字が読めるの?
シートを重ねると、紙の多くがかくれていたのに、文字が読めたね。どうして読めたのかな? その理由は、わたしたちの脳が、「アモーダル補完」をしているからなんだ。
アモーダル補完って何?
アモーダル補完は、見えない部分をイメージする脳の働きだよ。下の2つの図を見てみよう。左の図のかくれている部分は、どんな形をしていると思う?
きっと右の図のように、長方形になるような形をイメージするよね。こんな感じに、見えない部分を脳はおぎなうことができるんだ。スリットアニメーションでは、文字の見えない部分をイメージできるから、ほとんどかくれていても読めたんだね!
お願い
12/12(月)~18(日)で、東工大の公認サークル対象のチャリティーイベント「Tokyo Tech Giving Campaign 2022」が開催されます。
皆様の応援の数などに応じて、各サークルに寄付が行われる仕組みとなっています。
これからも、様々なイベントを通じて、子どもたちに科学の楽しさを伝えていきますので、ぜひ応援してください!
以下のサイトから、東工大ScienceTechnoへの応援をお願いします。
1分で応援が可能となっておりますので、ぜひご協力ください!
https://titech.giving-campaign.jp/form
アイキャッチのものは、「東京工業大学」と読めるようになっております。近日中に動画をこのページにて公開しますので、今しばらくお待ち下さい。