こんにちは!東工大ScienceTechno2年のかんじです。
2月18日(日)にみなと科学館にて、「アクセルごま」の工作教室を開催しました。
「アクセルごま」は、磁石の力によって回り続けるこまの工作です。
工作教室の前半では、こまが回り続けるために何が必要か、実験を通して考えました。
まず最初に、穴の空いた磁石に竹串を差し込み、簡単なこまを作って回してみました。こまは次第に減速し、止まってしまいました。したがって、こまが減速せずに回り続けるためには、外から力を加える必要があると分かりました。
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次に、今回の工作でこまに力を加えるために使う、磁石の性質について学びました。こまに使う丸い磁石に棒磁石を近づけてみると、半分がN極、もう半分がS極となっていることが分かりました。
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この丸い磁石の近くに普通の磁石を置くと、磁石の力は働きますが、加速と減速がつり合って、すぐに止まってしまいます。そこで、電流のオン/オフにより磁石としての働きをオン/オフできる、電磁石という便利な磁石について学び、電磁石を用いたときのこまの挙動について考えました。

電流をオン/オフするためには、スイッチが必要です。今回は、磁石の作用によってオン/オフが切り替わる、リードスイッチという部品を使いました。リードスイッチの周りで丸い磁石を回してみると、磁石の角度によってスイッチのオン/オフが切り替わることが分かりました。
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工作教室の後半では、前半で学んだことを生かして、「アクセルごま」の工作を行いました。
きれいにコイルを巻く必要があったり、壊れやすい部品を扱ったりと、難しい手順が多い工作でした。しかし、皆さんが丁寧に作業してくれたおかげで、全員が無事に「アクセルごま」を完成させることができました。
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