2024/2/17 基数ソート@中目黒小学校

講師の説明を聞く子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno1年のゆ一いちろ一です。

2月17日(土)に中目黒小学校にて、「基数ソート」の工作教室を開催しました。

「基数ソート」は、数字を大きさの順番に効率よく並び替える方法について学べる工作です。

はじめに、ソートとは何かを学びました。ソートとは、ものの集まりをあるルールに従って並び替えることです。ソートにはいくつかの種類があり、今回の教室では、「バブルソート」「マージソート」「ボゴソート」を紹介しました。ソートの種類によって効率の良さが異なることを、映像を見て体感することができました。

続いて、工作を行いました。まず、16枚のカードに0から15までの数字を1つずつ書きました。次に、写真のようにカードに印刷された数字をなぞり、書いた数字に対応する足し算を完成させました。カードの上部に描かれた点線を、なぞった数字の上にある部分だけ切り取れば、カードは完成です。型紙を組み立てて箱を作り、その中にカードを入れれば出来上がりです。

型紙に数字を書き込む子ども

工作の途中では、作ったカードを用いて、前半で学んだソートを実際に体験しました。特に「マージソート」は複雑な方法でしたが、参加してくれた子どもたちは正しくカードを並び替えることができていました。また、何人かは「ボゴソート」にも挑戦してくれましたが、成功する確率は約20兆分の1なので、残念ながら今回は成功者はいませんでした。

数字を並び替える子ども

最後に、おまけとして「30ゲームの必勝法」というタイトルでミニ講義を行いました。30ゲームとは、2人でお互いに3つまで数字を数えていき、最後に30と言ってしまった方が負けという遊びです。このゲームの必勝法を数学的に考え、最後は必勝法にたどり着くことができました。

講師の説明を一生懸命に聞く子どもたち

「基数ソート」は、サイテクでは数少ない数学系の工作です。ところどころ原理が難しい部分もありましたが、全員で楽しみながら、並び替えの仕組みについて学ぶことができました。

イベントに参加してくれた皆様、ありがとうございました。
東工大ScienceTechnoは、今後も多くのイベントの実施を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしています!