こんにちは!東工大ScienceTechno 2年のえのもんです!
2月23日(木・祝)に越谷市科学技術体験センターにて、「カメラオブスキュラ」の工作教室を開催しました。
「カメラオブスキュラ」は、凸レンズ とトレーシングペーパーのスクリーンを利用して、小さな箱の中に上下左右反転したきれいな像を映し出す工作です。
今回の工作教室の前半では、カメラの原点である「ピンホールカメラ」について学習しました。
現在は皆さんの身近な場所にたくさんのいろいろなカメラがあり、気軽に写真を取ることができますが、昔のカメラは暗室の中に一点だけ穴をあけ、そこから漏れる光をスクリーンに投影する、というものでした。
実際に、この「ピンホールカメラ」を使って周りを見ると、ぼんやりと像が見えるものの、暗くてあまり良く観察することができませんでした。
ここで、より明るくはっきりと像を映し出すために、次はレンズを使って光を集める方法を考えました。
レンズは凸レンズや凹レンズなどの種類があるため、どちらがより光を集められるかについて実験を通して確認しました。
その結果、凸レンズを通った光は内側に集まり、凹レンズを通った光は外側に広がることが分かりました。
これらの内容を踏まえて、工作教室の後半では実際に「カメラオブスキュラ」の工作を行いました。
工作用紙をハサミで切ったり、両面テープを貼ったりする、作業量の多い工作でしたが、皆さん丁寧に作ってくれました。
完成した「カメラオブスキュラ」を実際に覗いてみると、凸レンズを使用したおかげで、非常に明るく鮮明に映し出された像が見られました。
「カメラオブスキュラ」で部屋の壁や机を見たり、友達の顔を覗いたりして、様々なものを観察することができました。
イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しております。
皆様のご参加をお待ちしております!