こんにちは、東工大ScienceTechno 2年のタリーです。
2月18日(土)に東芝未来科学館にて、「パタパタぞうさん」の工作教室を開催しました。
「パタパタぞうさん」は振り子の性質を利用した工作です。
はじめに、振り子の性質について学ぶために実験を行いました。
振り子の周期はおもりの重さには関係なく、糸の長さによって決まります。糸の長さが長いほど周期が長くなるという性質を、実験を通して確かめました。
次に、重心について学びました。
重心とは物体の「中心」となる点であり、その1点でバランスを保ったまま物体全体を支えることができます。重心の位置は、糸で物体を吊り下げることで求めることができます。子供たちはこのことを学んで、サイ形の板の重心を実際に探してくれました。
振り子の性質と重心についてわかったところで、「パタパタぞうさん」の工作を行いました。
子供たちは、ぞうの顔や耳を描いたり牙を張り付けたりして、好きなぞうさんを作ってくれました。難しい工程もありましたが、皆さん上手に工作を完成させることができました。
完成した「パタパタぞうさん」を揺らして、子どもたちは楽しそうに遊んでいました。また、おもりが付いている果物の位置を変えると、揺れる速さが変わるということも体感できました。
最後に、「ペンデュラムウェーブ」という展示を紹介しました。
「ペンデュラムウェーブ」とは、糸の長さが異なるたくさんの振り子を一列に配置したものです。最初に1列に揺らした振り子たちは、周期の違いにより、少しずつ揺れ方がずれていきます。その結果、各振り子につけたおもりたちはバラバラになったり、波のパターンになったりと、途中で形が変わっていく様子を観察できました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしております!