こんにちは!東工大ScienceTechno3年の内山です。6月11日(土)に清水窪小学校で行った、「ぐるぐる暗号機」の工作教室を行いました!
「ぐるぐる暗号機」は、ぐるぐると板を回すことで、暗号化と復号ができる暗号機の工作です。今回の教室では、午前と午後の二回に分けて、小学校3〜6年生の子どもたちと暗号について学びました。
まず、シーザー暗号について学びました。シーザー暗号は、決められた分だけ文字をずらすことで、暗号化や復号ができるという暗号です。シーザー暗号を使った復号の体験を通して、暗号とは情報をある決まった人だけが読めるように変えたものであること、そして、暗号化と復号には鍵と呼ばれる約束ごとが必要だということを学びました。
次に、強い暗号とは何かについて考えました。シーザー暗号は、暗号化された文章であっても、何文字かずらすだけで元の文章を再現できてしまいます。このように、鍵を持たない人にも解読が簡単に出来てしまう暗号は弱い暗号です。逆に鍵を持たない人には簡単には解読されない暗号を作るには、仕組みを難しくすればよいということを学びました。その後、シーザー暗号に比べて強い暗号である、「ぐるぐる暗号機」の工作をしました。
「ぐるぐる暗号機」では、一番小さい板への線の引き方次第で、暗号化や復号をするための鍵が変わります。そのため、子ども一人ひとりが違った暗号機を作ることができました。
最後に、出来上がった自分だけの「ぐるぐる暗号機」を使って、実際に暗号化や復号を行いました。自分で考えた文章を、オリジナルの「ぐるぐる暗号機」で暗号化と復号が出来た時に、子どもたちが達成感を感じてくれていたようで良かったです。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしています!