2022/11/05 コップフォン@中目黒小学校

こんにちは!東工大ScienceTechno 1年のちくりんです。

11/5日(土)に中目黒小学校にて、「コップフォン」の工作教室を開催しました。「コップフォン」は、コップとコイル、磁石を使ったスピーカーで、プラグを携帯電話などに差し込むと音が鳴ります。

教室の冒頭で、音の正体を確かめるために、おんさを鳴らした状態で水面に当てる実験を行いました。

音叉を使った実験をする子どもたち

この実験から、水面が振動して、しぶきが飛ぶ様子が観察できました。ここから、音の正体は「振動」だということがわかりました。

次に、コイル付きの回路に電流を流すと、方位磁針がコイルの方向に振れる様子が観察できました。

電磁石の実験をする子どもたち

この結果から、コイルは電流を流すと磁石になることがわかりました。電流が作る磁石のことを、「電磁石」と呼びます。電流の向きを入れ替えると、電磁石の向きも入れ替わることも確認しました。

スピーカーの中では、コイルに流す電流の向きを素早く交互に入れ替えることで、磁石と電磁石が近づいたり離れたりを繰り返して振動します。この振動が、振動板を通じてスピーカーの周りの空気に伝わり、音が聞こえるのです。

次に、工作に取り掛かっていきます。コップフォンの工程には、細かい作業がたくさんあります。今回参加してくれた子どもたちは、ところどころ苦戦しつつも一生懸命に取り組み、上手に完成させることができました。

コイルを巻いている子ども

工作が完成したら、携帯電話などの音源につないで、音楽を聴いてもらいました。子どもたちはスタッフに、 嬉しそうに 「きこえた!」と教えてくれました。

コップフォンを鳴らして、音楽を聴いている子ども

参加してくださった皆様、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています!