こんにちは!東工大ScienceTechno 1年のちとせです。
1月7日(土)に洗足区民センターにて、「カメラオブスキュラ」の工作教室を開催しました。
「カメラオブスキュラ」は、凸レンズ とトレーシングペーパーのスクリーンを用いて、小さな箱の中に上下左右反転したきれいな像を映し出す工作です。
今回の工作教室では、まず初めに、カメラの原点である「ピンホールカメラ」について学んでもらいました。「ピンホールカメラ」は、暗室の中に一点だけ穴をあけ、そこから漏れる光をスクリーンに投影する装置です。
実際に、子どもたちにこの「ピンホールカメラ」を覗いてもらいました。すると、中のスクリーンには、うっすらと逆さに像が投影されていることが分かりました。
しかし、これでは暗すぎて、カメラとして機能させるには難しそうです。
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次に、この問題を解決すべく、レンズを使って像を明るくする方法を考えてもらいました。
そこで、凸レンズや凹レンズに光を当てたときの様子を、子どもたちと一緒に実験しました。すると、凸レンズを通った光は内側に集まってくることが分かりました。
これを使えば、暗かった像でも光を集めて明るくすることができそうです。

カメラの仕組みが分かったところで、いよいよ工作開始です。
はさみで曲線に沿って厚紙を切るというような、少し難しい作業もありましたが、皆さん丁寧に作ってくれました。
完成した「カメラオブスキュラ」を実際に覗いてみると、先ほどの「ピンホールカメラ」とは違い、とても明るく像が写りました。
また、教室前のスクリーンや友達の顔を覗いて、楽しく遊ぶ子どもたちの様子も見ることができました。

イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しております。
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