2022/07/09 望遠鏡@田道小学校

講師の話を聞く子供たち

こんにちは!東工大ScienceTechno1年の八島です!
7月9日(土)に田道小学校で「望遠鏡」の工作教室を開催しました。

2枚のレンズを組み合わせて作る 「望遠鏡」 は、レンズを通してものが大きく見せる工作です。今回の教室では、水やレンズを通した光の屈折の様子を観察することで望遠鏡の仕組みを学びました。

まず、水が入ったコップと空のコップを用意して、コップの底に描かれた絵を斜め上から眺める実験をしました。水が入ったコップでは、光の屈折によって絵が浮かび上がって見えます。

サイの絵が浮かび上がるコップ

次に、水の代わりにレンズを使って光が曲がる様子を観察しました。凸レンズには光を集める性質があり、凹レンズには光を広げる性質がある事を確認しました。

凸レンズで光が屈折する様子を見る子供たち

その後、凸レンズと凹レンズを実際に手に取って、ものがどう見えるかを考えました。まず、凸レンズを通して見ると大きく見えました。しかし、遠くを見るとぼやけてしまいました。その次に、凹レンズでは逆に小さく見えました。そして、凹レンズと凸レンズを重ねて覗いてみると、ものは大きくハッキリと見えることが分かりました。

凹レンズと凸レンズを組み合わせて遠くを見る子ども

続いて「望遠鏡」の工作に取り掛かりました。先程の実験で分かったことを利用して、凹レンズと凸レンズを組み合わせて「望遠鏡」を作ります。型紙を切り出して四角い筒状に組み立てて、レンズをはめたら完成です。

望遠鏡の工作用紙を切る子供たち

「望遠鏡」が完成すると、子供たちはすぐに覗き始めて、とても楽しそうな様子でした。

完成した望遠鏡を覗く子供

最後に、参加してくださった皆さま、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限などを鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。皆さまのご参加をお待ちしています!