こんにちは。東工大ScienceTechno2年生の蛯名です。
2020年もついに始まりました。今年も東工大ScienceTechnoを何卒お願いいたします。
さて、サイテクとしましても2020年最初のイベントである、東芝未来科学館での「ぐるぐる暗号機」の工作教室を行いました。
この工作は、東京工業大学の大学祭である「工大祭」にて初披露となる工作だったのですが、台風19号の影響でその機会が失われていました。今回、大変ありがたいことに東芝未来科学館にて、披露の場をいただくことができました。
「ぐるぐる暗号機」は、エニグマという暗号機の一部が基となっている工作です。エニグマとは、第二次世界大戦時にドイツが用いていた暗号機で、非常に強固な暗号を作ることができるものです。興味がある方がいましたら、ぜひ「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」という映画をご覧頂けると、より詳しく知ることができます。
午前中は2~4学年向けに、午後は3~6年生向けに工作教室を行いました。
午前中は、スキュタレー暗号という暗号や、シーザー暗号といった暗号を例に、『暗号化』とはどのようなものかを知ってもらった上で、ぐるぐる暗号機の工作を行い、暗号化を体験してもらいました。
午後には、午前中の内容に加えて、『強い暗号』とはどのようなものかを考えてもらったり、子どもたちが作った「ぐるぐる暗号機」の暗号を解読する演示実験を行いました。暗号が解読されたことに、子どもたちは驚いていました。
他にも「RSA暗号」という実用もされている暗号化の方法を紹介しました。大変難しい内容でしたが、興味深く聞いてくれている子もいました。
寒い中ではありましたが、たくさんの子どもたちが参加してくれました。ありがとうございました!
東工大Scienceは2020年も更なる躍進をして参りますので、何卒よろしくお願いします!