こんにちは!
東工大ScienceTechno 1年の島田です。
今日は10月19日に新宿コズミックセンターでおこなった「ホバークラフト」と「パタパタぞうさん」の工作教室についてお伝えします。
ホバークラフトは摩擦について学ぶ工作です。
おわんと地面とのあいだにはたらく摩擦を小さくすることで、地面をなめらかに動きます。
教室のはじめには、摩擦の強さに関する事柄を日常の現象から考えました。
たとえば「表面がざらざらなもの、つるつるしたものでは、どちらの表面の方がものがすべりやすいか?」というクイズを出題します。
家にあるざらざらなもの、つるつるなものを思い浮かべて、正解を予想してくれました。
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次に身近にあるものとして、紙と紙の間に働く摩擦を体感しました。
2冊の本を1ページずつ重ね合わせたものを用意し、この2冊の本を両側から引っ張ります。
すると、のりやテープで接着されていないのに本どうしが離れません。
摩擦の力の大きさに皆さん大変驚いていました。
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摩擦について一通り学んだところで、最後にホバークラフトの工作をおこなっていきます。
電池、モーター、導線といった材料を+(プラス)と-(マイナス)を間違わないよう慎重に組み合わせて工作を作りました。
完成した工作であそび、実際にするすると地面の上を滑っていく様子に、とても興味を示してくれました。
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パタパタぞうさんは、振り子の工作です。
振り子は糸の長さが変わると周期が変わるので、ぞうの鼻の長さを変えると揺れる速さも変わります。
工作の前に、実際の振り子を使って実験を行いました。
「糸の長さ」「おもりの数」「振れ幅」を変えて、その様子を観察します。
おもりの数や振れ幅が変わっても振り子の周期が変わらないことが予想外だった人も多かったようです。
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振り子の性質について学んだ後には工作に取りかかりました。
できあがった工作に絵を描くときにはぞうさんの顔や果物のかわいらしいアレンジも見られました。
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参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoではこのほかにも小学校や科学館などで工作教室やサイエンスショーを行っています。
皆様ぜひご参加ください。