2018/12/08,09,15,16 SSS2018@東京工業大学大岡山キャンパス

東工大ScienceTechno2年のごっちんです。
12/8,9,15,16に東工大の南2号館、南5号館でSSS2018(Scitech Science School 2018)というイベントを行いました。
今回はこのイベントについて報告させていただきます。
このイベントでは子供たちが主体的に活動し、科学的な課題に対して、想像力を活かして、問題解決を図りました。
グループワークを通じて互いの意見を交換する力を身に着けるとともに、科学の楽しさを体験することを目指しています。
今回は「班のメンバーと協力すること」、「班のメンバーと意見を伝えあうこと」、「みんなで考えたアイデアを形にすること」を目標に、「観察」「考える」「伝える」「実験」という「工作の流れ」を意識しながら、様々なテーマに取り組みました。
1日目は「伝言まちがいさがし」と「ボールコロコロコンテスト」を行いました。
「伝言まちがいさがし」はイラストをもらい、言葉だけを使って、どんなイラストかを班の他のメンバーに伝え、もう一枚のイラストとの間違いを探すゲームです。
集まった班のメンバーと仲良くなるともに、相手に「伝える」ことを実践できたと思います。
「ボールコロコロコンテスト」では坂の上からボールを転がしたときに、できるだけ多くのチェックポイントを通るコースを作るというゲームです。
このゲームを通じて工作の楽しさや班で一つのものを作る達成感を体感できたと思います。
2日目は「東工大地図作り」を行いました。
午前中に東工大を探検し、面白い場所や発表したい場所を探しました。
午後は見つけた場所を班でまとめて発表しました。
班で発表する場所を話し合って決めたため、伝える力や聞く力が身についたかと思います。
3日目は「シャトル飛ばし大作戦」を行いました。
色々な材料を使ってできるだけ遠くまでシャトルを飛ばせる仕組みを作りました。
1日目の工作、2日目の発表を踏まえてもう一度工作を行ったため、工作もチームワークも格段に良くなっていました。
4日目は「シャトル飛ばし大作戦計測会」を行いました。
3日目に作ったシャトルを飛ばす仕組みを、他の人が飛ばせるように、取扱説明書を書き、それをもとに私が計測を行いました。
また、作った仕組みのアピールも行いました。
どのように書けばわかりやすく伝わるのかを考えながら書かれていて、2日目に学んだ「伝える力」がしっかり身についたな、と思いました。
計測会には子供たちの保護者様方もいらっしゃいましたが、緊張を乗り越えて素晴らしい発表をしてくれました。
SSSは今年で5回目を迎えますが、今年も4日間かけて子供たちが成長する様子を実感できました。
特に今年は「伝える」ということに力を入れたプログラム構成でした。
4日目の素晴らしい説明書やアピールは十分な発表準備の時間だけではなく、1,3日目の工作、2日目の発表があったからこそできたものだと思います。
このイベントは今年の2月から準備していますが、その間様々な方にお世話になりました。
参加してくださった子供たちと保護者の方、当日スタッフと運営・開発メンバー、東工大の事務の方々、支援していただいた子どもゆめ基金、本当にありがとうございました。皆様のおかげでSSS2018を成功させることができました。
これからも東工大ScienceTechnoは子供たちが科学的な課題に取り組めるような場を、さまざまなかたちで提供していきます。
本ブログでも、イベントの予告を随時更新していきます。
興味がございましたら、ぜひご参加ください。