皆さんこんにちは!
東工大ScienceTechnoの1年生、蛯名です!
今回は8月25日,26日に2日間に渡って、兵庫県淡路島にある洲本市文化体育館にて開催された”科学のふしぎ 三島教室”についての報告をします。
“三島教室”とありますが、こちらは東工大の前学長であるところの三島良直氏の祖父である三島徳七博士、父である三島良績博士の功績を記念して行われている科学教室です。
1日目の8月25日は「紙飛行機」を作りました。
紙飛行機、そして飛行機を動かす力には主として “推進力” , “抵抗力” , “重力” , そして”揚力”の4つが存在します。
今回は、そのうちの”揚力”に焦点を当てた教室を行いました。
“揚力”とは上昇しようとする力のことです。
飛行機ですと、空気の流れが翼の上で速く、翼の下で遅い場合、発生します。
“揚力”のしくみを理解するために「空力翼艇」というものを用いて実験をしました。
また、先程の4つの力を踏まえて、紙飛行機はどのように作るとより飛距離を伸ばすことができるかを話し合い、その上で「紙飛行機」の工作を開始しました。
工作は手際よく進み、その後体育館に移動して、実際に紙飛行機を飛ばしました。
うまく遠くへ飛ばすことができた子供たち、あまりうまくいかなった子供たちと様々な結果となりました。私たちもこの工作について、まだまだ勉強することがあることを実感したところもありましたが、無事楽しく終わることができました。
2日目の8月26日は「カメラオブスキュラ」を作りました。
身近にある”カメラ”、その根幹となる部分の一つである”レンズ”に焦点を当てた教室でした。
まず”レンズ”の例として,虫めがねや老眼鏡に使用されている”凸レンズ”と、通常の眼鏡などに使われている”凹レンズ”の性質について実験を通して学習を行いました。
その次に工作を開始しました。
型紙の線に沿ってハサミで切るところでは、型が複雑な形状をしていたために苦戦していた子がいました。
「カメラオブスキュラ」が完成した後、子供たちに実際に使用してもらうと驚きの声や喜びの声が数多く上がりました。
最後に、「カメラオブスキュラ」がどのように見えるか、そしてカメラの歴史について学習しました。
光の進み方とレンズの関係を通して、深い理解が得られたように思います。
カメラの歴史については「ピンホールカメラ」を取り上げて説明しました。
「カメラオブスキュラ」との見え方の違いから光の進み方についての理解を深められました。
2日とも盛況のなか、無事に教室を終えることができました!
参加してくださった皆さん、ならびに三島教室に関係するすべての方々、ありがとうございました!