ご無沙汰しております。東工大サイエンステクノ3年の水野です。
私はもう引退する身なので、このブログを執筆するのはこれが最後になると思います。何度もブログに登場し、お騒がせして申し訳ありませんでした。
そんな私にとって締めくくりとなったイベントが、11月9~10日にかけてお台場の日本科学未来館の周辺施設一帯で催された、とても大きな科学の祭典「サイエンスアゴラ」です。我々サイテクは、サイエンスアゴラE会場に区分されていた東京国際交流館にて「摩訶不思議!!おもしろカガク工作を作って遊ぼう」というブースタイトルで、両日ともに出展させていただきました。
内容は、白黒なのに回すと色がついて見える「ベンハムのコマ」、そしてお馴染みの「ブンブンゴマ」の2つの中から、子どもたちに選んでもらって工作してもらいました。
どの辺が摩訶不思議なんだよ!っていう突っ込みを入れた方、いい質問ですね。
今回のテーマは、「科学的にまだ100%解明されていない不思議な事象」を子どもたちや保護者の皆様に紹介して、「フシギだな~」って感じてもらうことを主題としました。ベンハムのコマがどうして色がついて見えるかも謎の部分が多いですし、ブンブンゴマを回転させた際に、混ざり合った色がどんな結果となるかは、未だはっきりとしたメカニズムは解明されていません。
訪れてくださったお客様のうち、「こんな簡単な工作にも、まだわかっていないことがあるんだ」「カガクって奥が深い」って感じた子が1人でもいてくれたら良いですね。
私たちのブースは位置がややわかりづらかったこともあり、午前中などは閑古鳥が鳴いていた時間もありましたが(悲)、午後は多くの親子連れが来てくださり、ブンブンゴマをブンブンさせながら帰って行ってくれました。他団体の出展者の方に「ブンブンゴマで楽しそうに遊びながら歩いてる子たくさんいましたよ!」とおっしゃってくださった方がいて、嬉しかったです。
また、多くの他団体の人たちとの交流もありました。サイテクのようにサイエンスコミュニケーション活動(SC活動)をしているたくさんの団体の方が声をかけてくださったり、「是非ともイベントをやってくれませんか?」と名刺を渡してくれる方々も大勢いらっしゃいました。また、他のブースもどれもとても面白く、もっともっといろいろ見て回りたかったです。来年、客として個人的に来ようと思いましたね(笑)。SC活動はますます進化していってる気がします。サイテクも負けていられませんね!
~追記~
サイエンスアゴラのほかのイベントと一番大きく異なる点は、アゴラは依頼されて出展するわけではなく、自分から志願して出展するということです。言うなれば、「サイエンスアゴラに出たい!」っていう私のわがままから生まれたイベント、ということになります。このようなわがままに付き合って、スタッフとして参加してくれた同輩、後輩には心より感謝しています。メンバーに恵まれ、幸せ者でした。ありがとうございました。