こんにちは。東工大ScienceTechno 2年の成田です。 6月26日(土)に東芝未来科学館にて開催した「偏光万華鏡」の工作教室についてご報告します。
今回は密を避けるために参加人数を絞らせていただき、午前と午後に1回ずつ開催しました。
偏光万華鏡は、「偏光シート」という、通す光の向きが決まっているシートを使って作る万華鏡です。
一般的な万華鏡ではビーズを使ってきれいな模様を作りますが、偏光シートの「通す光の向きを決める」性質を使って、ビーズなどを全く使わずにきれいな模様を作ります。
前半では光の性質と偏光シートの特徴について説明しました。
まず、光は様々な色の光が混ざってできていること、いろいろな向きの波が合わさってできていることを説明しました。
実際に光の三原色を組み合わせてみたり、2枚の偏光シートを用いて光の向きがしぼられることを確認してもらったりしました。
次に、OPPテープやプラスプーンを2枚の偏光シートではさむと、OPPテープの厚さやプラスプーンの曲がり具合によって色とりどりの模様がついて見えることを体験してもらいました。
後半には偏光万華鏡の工作を行ってもらいました。
間違えやすい工程もありましたが、皆さんスタッフの指示をよく聞いて丁寧に偏光万華鏡を作っている姿が印象的でした。
最後には、作った万華鏡を折り紙やマスキングテープで装飾してもらい、オリジナルの見た目に仕上げました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
東工大ScienceTechnoは今後も新型コロナウイルスに注意しつつ、様々なイベントを開催していく予定です。
ぜひ他のイベントにもお越しください!