2024/1/27 虹色スコープ@中目黒小学校

元気よく手を挙げる子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechnoのエジソンです。

1月27日(土)に中目黒小学校にて「虹色スコープ」の工作教室イベントを実施いたしました。「虹色スコープ」は光を様々な色の光に分ける「分光」の性質を利用してカラフルな模様を楽しめる工作です。子どもたちは最初から最後まで集中して、楽しそうにイベントに参加してくれました。

イベントでは工作を始める前に、光の色の性質について、子どもたちと実験を行いながら学習しました。

光には「光の三原色」という、赤・青・緑の光の色の素となる色が存在します。ピンク色の光は赤と青、黄色の光は赤と緑というように、すべての光の色は赤・青・緑の光の組み合わせで出来ています。特に白い光は、赤・青・緑のすべての原色を混ぜ合わせて出来ています。
イベントでは赤・青・緑色のライトを用意して、それぞれ重ね合わせると何色になるか、実験してもらいました。

三原色ライトで実験する子どもたち

次に、子どもたちに少し特別な透明なシートで周りの景色を覗いてもらいました。子どもたちは少し周りを眺めると、景色に虹色が至るところに存在することに気づいて、色々なところを楽しく眺め出しました。

分光された蛍光灯

このシートは「分光シート」というものです。先ほどの光の三原色の実験では、複数の色の光から白色を作り出しました。
今回の実験では、「分光シート」が白い光を虹色の光に分けるという、前の実験とは真逆の機能を持っています。この一つの光を複数の色の光に分ける効果を「分光」と言います。
今回の実験と原理は異なりますが、この「分光」の性質によって、空に架かる虹やCDの裏面が虹色に輝く様子を見ることができます。

イベントの後半では、「虹色スコープ」の工作に取り掛かりました。
「虹色スコープ」は模様が描かれたフィルムを先ほど使用した分光シートを通して覗くことで、虹色の模様を見ることができます。
少し難しい手順もありましたが、皆さん無事に完成させることができました。

懸命に工作する子ども
完成した虹色スコープ

イベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました!
東工大ScienceTechnoは、今後も様々なイベントを実施する予定です。
皆様のご参加をお待ちしています!