皆様初めまして、こんにちは。東工大ScienceTechno所属、一年の清水と申します。
今回私が報告致しますのは12月11日に行われた東芝未来科学館でのイベント。講師は三年の小栗先生、作る工作はラビリンス。万華鏡の一種にございます。
ラビリンスとは日本語にすると迷宮や迷路、一説には古代ギリシア神話におけるミノタウロスがいたとされるラビュリントスが語源だと言われております。
現にラビリンスとは何かを質問された際、「迷路のこと!」と元気に答えてくださったお子様もいらっしゃいまして、最近の小学生とは誠に博識なことですね。
サイテクでこの工作がラビリンスと呼ばれる語源は不明ながらも、一説には光を中に閉じ込めることからその名がつけられたのだとか。
東芝でのイベントは午前午後の二回、どちらも大半の席が埋まる盛況ぶり。
ラビリンスの工作に入る前には鏡についての勉強を少し、合わせ鏡や三面鏡、実際に目で見るとなかなかに面白い実験です。家でも簡単にできるのがいいところ、皆様も是非にお試しを。鏡を直角や平行に組み合わせれば不思議な世界が広がることでしょう。
勉強が終われば子供たちもお待ちかねの工作、立体万華鏡『ラビリンス』を作っていきます。鏡にカッターで傷をつけ、模様を描けば中では光が反射。セロハンで色を付け、穴から覗けばそれは幻想的な景色を見ることが出来ることでしょう。
描く模様は人それぞれ、子供の発想力とは常々素晴らしいものにございます。幾何学的な模様から、鏡の空に輝く星々、はたまた花咲き誇る光の大地。中だけでなく、外側の見た目にまで気を配るおしゃれ好きな子もちらほらと見かけられました。
終わった後は、近くの人と出来上がったラビリンスを交換して覗きあい……どうやら、子供たちは素敵な光の迷宮を作り上げることが出来たようです。
終わった後には皆笑顔、子供たちにも楽しんでいただけたようで何よりにございます。
それでは謝辞を少々。
イベントにお越しくださった子供たち、その保護者様方。東芝未来科学館のスタッフの皆様、ありがとうございました。
そして最後に、今回のイベントで仕事納めとなります東芝担当の小栗先生。今まで三年間、お仕事お疲れ様でした。今後は私たち後輩が後を継いで日々精進していく所存です。
では本日はこれにて。また機会があればお会いしましょう。