こんにちは。東工大ScienceTechno 1年の岸です。
今回は東工大大岡山キャンパスのすぐ近く、大田区立清水窪小学校で行われたイベントの報告です。
今回の工作、「カメラオブスキュラ」とは現在使われている「カメラ」の名前の由来となった装置です。
カメラの前についているこれって何?(レンズを指して)という質問から始まり、レンズのしくみをお勉強。
カメラについているのがレンズであることはみんな知っていました。しかし、「凸レンズ」と「凹レンズ」の2種類があるということは初めて知った子が多かったようです。
工作の前に、凸レンズの一つである虫めがねを使って実験をしました。懐中電灯の光を虫めがねに通して机を照らしてみます。机と虫めがねの距離を変えてみると、光が明るく・小さくなったり、暗く・大きくなったりします。
これは凸レンズに入ってきた光が「焦点」に集まるように曲がっているからです。
工作では灰色の箱を組み立てていきます。作業に余裕のある子には箱に絵を描いてもらうのですが、今回は特に絵を描く子が多く、カラフルなカメラオブスキュラがたくさんできました。
完成したカメラオブスキュラをのぞいてみると、そのままではぼやけて何も見えません。内側の箱を動かしてスクリーンの位置を調整することでピントを合わせます。
はっきり景色が見えると、景色がひっくりかえっていることに気づきます。
このように、工作と実験を通して凸レンズのしくみを楽しく学んでもらえました!
東工大ScienceTechnoのイベントに興味を持った方は、10月に行われる工大祭などの今後のイベントにぜひお越しください。